トッテナム、ブライトンCBファン・ヘイケに再オファーへ

トッテナム、ブライトンCBファン・ヘイケに再オファーへ

複数の情報筋によると、トッテナム・ホットスパーによるブライトンのセンターバック、ヤン・ポール・ファン・ヘーク獲得工作は引き続き進行中だ。最初のオファーはシーグルス側の希望額を下回り拒否されたものの、両クラブ間の交渉は途切れていない。元CBS Sports記者のベン・ジャコブス氏は、ブライトン側が間もなくスパーズから第2案を受け取る見込みだと明かした。

ベンチ脇で、簡単には手放したくない顔

ブライトンのコーチ陣にとって、ファン・ヘークの価値は25歳、オランダ代表、センターバックといった肩書きだけでは測れない。《The Athletic》のデイヴィッド・オーンスタイン記者は先に報じ、トッテナムが正式オファーを提出しており、ファン・ヘークは監督ロベルト・デ・ゼルビと非常に近い関係にあると伝えた。長期間にわたる共同トレーニング、試合後の振り返り、降格圏争いや欧州大会進出を目指すプレッシャー——そうした伴走型の時間の中で築かれた信頼関係は、オファーシートには載らない数字だが、売却するかどうかの判断に直接影響する。

デ・ゼルビが3月末に就任して以来、チームは降格圏の泥沼から徐々に這い上がった。トッテナムにとっても、この潜在補強の切迫感は現実的なものだ——最終節でエバートンに1-0で勝利しギリギリ残留を果たしたものの、18位のウェストハム・ユナイテッドとの差はわずか2点にとどまった。クラブ幹部は来季も同じようなヒヤヒヤした展開を繰り返したくないと明らかにしており、守備強化が優先課題に据えられている。

トッテナムの今夏の多角的な布石

ファン・ヘークだけがトッテナムの標的ではない。クラブは7月加入予定のフリートランス2名をすでに決定しており、リヴァプールの左サイドバック、アンディ・ロバートソン、ボーンマスのセンターバック、マルコス・セネシが該当する。記者ファブリツィオ・ロマーノも、トッテナムとマンチェスター・シティのウィンガー、サヴィーニョとの交渉が継続中で好調な推移を見せており、スパーズ側は本人が移籍に前向きだと確信していると指摘した。

ヤコブスはSNSで、トッテナムがブライトンのディフェンダー、ファン・ヘークの獲得を引き続き追いかけると書いた。最初のオファーは拒否されたが、ブライトンはまもなく新たなオファーを受け取る見込みだ。この発言は、オーンスタインが報じた「評価額を下回るオファーが拒否され、交渉は続いている」という情報と呼応しており、両クラブが完全に決裂したのではなく、依然として交渉可能な範囲にあることを示している。

ブライトンのシーズン終盤の推移を見てみよう。直近6試合のプレミアリーグでの成績は3勝1分2敗。第36節、第34節ではともに3-0で勝利したが、最終節は0-3で敗れた。守備の成績は浮き沈みがあるものの、ファン・ヘークは依然としてバックラインの柱のひとりだ。彼を手放すことは、デ・ゼルビがセンターバックのコンビネーションを再構築しなければならないことを意味し、戦術体系と細部へのこだわりを重んじるイタリア人監督にとっては小さなことではない。

オペレーション面から見ると、2回目のオファーがブライトンの要求額を満たすか、ファン・ヘーク本人の意思はどうか、そしてトッテナムがロバートソン、セネシ、サビーニョといった複数の戦線でどう資金を配分するかが、移籍の行方をともに左右する。師弟関係の傍観者にとっては、今夏の一つひとつのオファーが信頼と利益の相克となる。両クラブのマネジメントにとっては、来季の守備ラインの厚みが基準を満たせるかどうかをめぐる、前倒しの駆け引きでもある。